体験型農園「ことのはじまり」は、農作業を通じてさまざなま学びと気づきに出会うことができます。子どもから大人まで、ご高齢者や障がいのある方もふくめて、地域に住むたくさんの皆様の交流の場となることを願っています。
畑の土をつくるところから始まります。 土を掘り起こし、堆肥を入れ、肥料を入れ、土に混ぜ込んでいく。 これから植える作物が好む土づくりをすることはとても大切なこと。 鍬(クワ)ですることがどれだけ大変なのか、何人もかかっても1日でほんの少ししかできない作業も、トラクターを使うことであっという間に終わらせることができます。 しかし最後の仕上げは必ず人の手が必要になってきます。 何の為に土づくりをするのか、どのようにしていくのか、雨の水がどう流れていくのか、太陽の向きでどのぐらい日光が当たるようにするのか、たくさんの知識と経験を学ぶことができます。
野菜の姿を知っていても、それがどんな種かを知っている人は少ないでしょう。 例えばレタスの種は本当に小さなもので、風が吹いたら飛んでしまいそうなぐらいです。 種の袋には、いつ頃に種まきするのか、いつ頃の収穫になるのか、発芽率は、など多くの情報が書かれてあります。 収穫時期を想像するだけでも、わくわくが止まりませんね。 そして種が発芽し、芽が出てきたときはとても可愛くて感動してしまいます。
植えたあとは何もしなくていいわけではありません。 植物が成長する春から夏頃には、雑草などもたくさん生えてきます。 草刈り、虫とり、水やり、土寄せ、台風など、自然と向き合い、受け入れ、対応していく必要があります。 時によっては、作物が全滅するようなこともあります。
そういうことを乗り越え、作物を収穫できたときの喜びは何にも代えがたいですね。
その時が旬の野菜の収穫はもちろん、季節によっては外でバーベキューなども楽しめます。 採りたての新鮮な野菜は、普段スーパーなどで買うものと鮮度が全然違うことに驚きます。 自分で育てたものを食べる、旬のものを食べる、みんなで食べる、生きていくために食べる、加工して食べるなど、フードロスもなども考えるきっかけをつくります。
農業といっても食べるものだけを作ることではありません。 ことのはじまりでは綿花を栽培し、綿から糸を紡ぎ、布を織り、生活に必要なものを作ってきた体験(2024年春以降)ができます。 どれだけの手間をかけないと今の生活ができないのかを知り、物を大切に使い、感謝する心を育てていきます。
日常では味わえない体験や美味しいもので心も体も癒されます。
不定期となりますが、ヤギのすずちゃんや小動物とのふれあいタイムも開催予定です。 動物とのふれあいで、安らぎの癒やしの時間をすごしてみませんか。